がんこ本舗の「海をまもるがんこクロス」。
メラミンスポンジのように傷をつけることなく、ゴムと水だけの力で
油汚れ含む「汚れ」を落としてしまうというシンプルかつ画期的な商品。
現在のがんこ本舗の社名の由来にもなった商品です。
ゴムには水をつけてこすることにより油分を吸着させる働きがあります。
なので消しゴムに水をつけてこすれば油性マジックだって落とすことができるのです。
(お皿やガラスなどに書いた場合)
その性質を上手く利用した製品が「がんこクロス」です。
使い方は簡単、気になる汚れに水を含ませたがんこクロスでこするだけ。
(吸水性はないので仕上げ拭きをおすすめします)
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2005年2月のがんこ本舗のサポーター手紙(定期便に沿えるお手紙)
にはがんこクロスについてきむちんからのこんなメッセージがありました。
今でも、わたしの商品づくりは『素材』提案が中心です。
使うひとの創意工夫でいろんなことが可能になるよう、
その意欲をかきたてるものが出来ればいいなぁって思ってます。
材料は、ポリエステルの不織布にゴムだけ。
ちょい厚めのポリエステル生地を、ニードルパンチと呼ばれる
ひっかけ針でささくれをいっぱいつくる要領で綿状にしていきます。
それに、液状のゴムをスプレーしていき乾燥させて出来上がり。
いたって簡単です。もちろん、ゴムは特別、油分の吸着力がすごいもの。
しかも、水素・炭素・酸素の3元素でゴムもポリエステルで
できてるから、燃えるゴミで処分しても無害。
特徴的なのは、この手の洗剤不要クロスのうち、漆器や銀製品などを
傷もつけず一番きれいに磨けるところ。
研摩剤じゃないってことと、油汚れの吸着力に優れているからなんですけど。
不織布を利用した理由は、使っているうちに内側の未使用の部分が
めくれてでてくる、あるいは汚れがすごくなった部分が毛玉状になって
とりやすいから。つまり、表面積を増やしつつ、ゴムを表面だけじゃなく
内側まで浸透させるのに都合がよかったのです。
ハサミで簡単に切れるのも理由かな。使う場所によってサイズを変えたり、
可愛いいかたちに切ったりできると、そこここで使えると思って…
1993年に発売したこの商品。
もっともっと多くの人に知っていただきたいです。
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